無配漫画やってます&「ミッドサマー」観てきました

  • 2020.02.29 Saturday
  • 22:23
世間ではイベントごとの中止が相次いでおり、「人の集合がやばいってんなら電車とバスの通勤も中止してくれよお」などと友人とボヤいている昨今ですが、大阪ギャンハイも心配ですよね……。
とりあえず、私はイベントが開催されるのであれば、参加する予定でおります。
一応、ホテルなど準備はもうしちゃってるし。
同居人も一緒に行く予定なので、「イベント中止だとしても旅行として行くかー」などと話し合っております。
早期収束してくれるといいんだけどなあ。

という訳で、無配漫画を亀の歩みで進めています。

ホントもう絵を描くモチベがなかなかあがんなくなっててアタリから直接ペン入れしちゃうレベルなんですけど、これ結局時間かかったりあまりにもデッサンおかしくなってますますやる気が削がれたりするので逆効果なんだよな本当は……。
でもさー漫画描いてて常々思うんですけどねー「なんで同じ絵を何度も何度も描かなきゃいけないんだよ」っていうね。
しかも下描きが一番納得いく出来だったりするし。
いやホントなんでこんな趣味やってるんだ私……マゾなのか……。
一人SMですよ本当に。

あ、あと、大阪ギャンハイ用に、昔作った沼Tシャツを新たにTシャツプリントの企業様に作成していただきました!

1枚から格安でプリントしてくださる「白Tダケ!」様にお願いしました。
キレイに作っていただけて満足です。
今度はトートバッグとか作りたいなー。

話は変わりまして、映画「ミッドサマー」観てきました!
いやもう面白かったです。
画面の美しさもストーリーも期待通りで本当に良かった。
でも「怖いのかなー」とドキドキしていたんですが、想定していたよりは自分的には怖くなかったのがちょっと意外でした。
ここから先はネタバレになるので隠させていただきます。
1回しか見てないしあえて他の方の感想を見ずに書いているので思い違いしてるシーンも多いかも。
すいません。
▼▼▼ここから▼▼▼

総合的な感想は、「ホラーというよりウミガメのスープ的なイメージだなあ」という感じでした。
なんていうか、最初の方に出てきた伏線を全部キレイに回収していくのが「答え合わせ」って感じで、怖いより「あーあーなるほどー!」って思っちゃったんですよね。
この辺の演出が本当に上手くて、ちゃんといろんなヒントがしっかり印象的に提示されてて「なんだこれ」って思ったものはほぼほぼ全部ちゃんと「こういうことだったのか」って判る親切設計で大変快感です。
例えば、村に到着して間もない頃に若者たちが踊る「愚か者の皮剥ぎ」とか捕らえられた熊とか愛の魔法を描いた絵とか熊が燃えている絵とか。
その他にも、村の手前の広場でトリップした時に語られる「すべてのものは調和している」という言葉が一貫した哲学として提示されてたことに気づくと、運命は物語の最初から始まってたんだな……ということにも気づかされます。
ダニーは血のつながった家族や愛する人を失ったけど、ペレの言葉通りとすればホルガ村の人々と家族になった訳で、ある意味循環のひとつなのかなとか。ちょっとこじつけですかねw
ペレがクリスチャンの替わりになるのかなーと一瞬思ったんですけど自分的にはなんか違って、ペレがダニーに向けた愛情って一見すると恋愛感情にも見えますけど、私的にはアガペーに見えるんですよねあれ。
悲しんでる存在を救いたい、特別な日を迎えた人を祝いたい、称賛を受けるべき人を祝福したいというだけで、もしあの後にペレとダニーが結ばれたとしても、ペレからダニーに向けている気持ちはおそらく「そうなるべく決められた相手」というだけで、いわゆる燃えるような恋心や時とともに深まる愛着ではないように思える。
ペレ役の人はそういう演技をしているな、と思えました。
物語の描き方もかなり丁寧だなと感じました。
ダニーの気を遣う割に依存的な性格とかクリスチャンの優柔不断で安易に流されてしまう卑怯な性格とかがよく伝わる細やかなエピソードの積み重ねが本当に丁寧。
ホルガ村の人々の感情表現やダニーへの共感の仕方が非常に儀式的で薄気味悪く感じさせる流れも見事でした……一緒に泣いてくれたってあれじゃ嬉しくないよ……逆に不愉快だよ……と冷静な観客は思うけど、その不快感を表明するどころか不快感を抱くこと自体ができないほど苦しんでいるダニー、という非常〜〜に手の混んだ場面設定ですよねあれ……。

しかしビジュアルが本当にすごかった。
ていうかずるいよね白人種の皆様は!
あの可愛い衣装やキレイな花冠が本当によく似合うんだもん。
地域は違うけどミュシャの絵を思い出しました、あの花冠。
ファンタジーのエルフかよという夢のような美しさ。
北欧の人々ってみんな美形というイメージがありますけど、そのイメージまんまで眼福眼福。
そんな中、ダニーのビジュアルがまた絶妙。
もちろん美人な女優さんではあるんだけど、あの村ではややファニーフェイスかつスタイルもぽっちゃり気味でちょっと浮いてしまう感じ。
その浮いてる感じが本当に絶妙でなんつーかよく考えられたキャスティングだなあと。
一部の建物も「カリガリ博士」を思い出す絶妙な歪み感を持たせてあって、禍々しい雰囲気がまた素晴らしい。
また、村のそこかしこで人々が踊ったり歌ったり謎の動きをしているシーンも多くて、「何かこの感じ、既視感があるな……」と思ったんですが途中で映画「田園に死す」との共通点を感じました。
画面のすみっこに謎の人々が様々な動きをしているのは、それぞれに演出意図は違うと思いますが閉鎖的で謎の文化を強く感じさせる点ではとても似てるな〜と……。
そして特に印象的だったのは、ダニーが花の女王に選ばれたシーン。
花冠の花々が呼吸をするように花弁を開いたり閉じたりしていて、キレイでありながらもすごくグロテスクになっているのがとても印象的でした。
テーブルに盛られた肉も呼吸をするかのように刻々と形を変えていて気持ち悪かったし……。
あ、そう言えばあのシーンで気づいたんですけど、ホルガ村の人々はテーブルを囲んでいたけど食事って実際してたんですかねあれ。
お皿には食べ物が乗っていたしナイフとフォークを動かしているし、フォークを口に運ぶ動きはちゃんとやってるんだけど、フォークに食べ物が刺さっているのが確認できなかったんですよね……。
なので、「皿で食べ物をカットはしているけど食べてはいない」っていうように見えて。
もしこの辺に何か意味があるなら知りたいし、見間違いもしくはキャストが実際に食べちゃうと食べ物を盛り直さないといけなくてリテイクが面倒になるから食べるふりだけしていたならそれはそれでちょっと知りたいw
ラストシーンのダニーは花の女王というよりむしろ花に埋もれた人になってて「女王とは」と思わせられたし花冠の形も新しくなっていて、全体的に見ると王冠のようでありながらも道化のようでもあるのが意味深なデザインだなあと思いました。

ダニーの選択と、愛する人が燃えていくのを見ているのに笑顔になっていくシーンはとても深いですよね。
ホルガ村の伝承の通りに、悪しきものが深淵に帰ることで村の禍とともにダニーの抱えていた苦しみも取り去られたのかな……とか、愛する人だけど同時に自分を苦しめる人でもあったことに気づいて安堵したのかな……とか。
この辺りは人によって解釈変わるかもですねえ。

そういえば、マヤちゃんは儀式の後に「感じるわ、赤ちゃんを」言うてましたけどあれ本当に受精できますかね。
確か、最初に提示されていた愛の魔法の絵によれば、月を経た証の血を混ぜた飲み物を相手に飲ませるようで、実際みんなが飲んでるジュースはグレープフルーツジュースっぽい黄色なのにクリスチャンの飲み物だけが不自然にオレンジ色になってて、あの魔法も実践されてたのが想像できるんですが……とすると、せいぜいその日から1日2日しか経ってないであろうと考えると、その……まだ終わってないんじゃないですかね、生きる理(by 島袋全優先生)。
もちろんタイミングによってはそれでも妊娠は可能ですけど、でも可能性は相当低くなるだろうしなあ。
あるいは「前の生きる理の時の血を保存しといた」ということなんかね。
なんかやたら薬草の扱いが発達してる村だし、そういうものの保存方法もあるということにしとくべきかもしれませんね……。

それにしても、キャストの名前にビョルン・アンドレセンがあったのを見た時にはビビりました。
村で最初のショッキングな儀式に登場したあのお爺さんを演じたようで……キレイな人は年老いてもキレイだなーと改めて思いました。

あ、最後になっちゃったけど、物語の最初の方でダニーが家族を失い泣き崩れているシーンにだんだんと音楽がかぶっていって、音楽と彼女の声が混ざっていく演出はマジで神経にきました。
もう画面には人物が写っていなくて吹雪の街中がいっぱいに、そして不安をかきたてる音楽が支配する中、音楽とともに続いているのかそれとも自分の幻聴なのか不安になるダニーの声……観客をダニーの不安に取り込んでいく演出がすごかったです……。

▲▲▲ここまで▲▲▲

しかし、映画のパンフレットが売り切れてて購入できなかったのがとても残念です。
噂によると、パンフレット裏表紙にルーン文字で書かれた文章があるらしくて……あーすごい欲しい。
でも「カメラを止めるな!」のパンフも一時期は絶望的でしたがちゃんと再販されましたし、「ミッドサマー」のパンフもきっと再販されると信じたいです……。

それにしても、時節柄、映画館のスタッフさんがひっきりなしにあちこちを消毒していて大変そうでした。
お疲れ様です……。


最後になりましたが、Web拍手ありがとうございました!
励みになります〜。

スポンサーサイト

  • 2020.03.30 Monday
  • 22:23
  • 0
    • -
    • -
    • -
    コメント
    コメントする








        

    PR

    calendar

    S M T W T F S
    1234567
    891011121314
    15161718192021
    22232425262728
    293031    
    << March 2020 >>

    近況

    ■腰痛に悩まされています ■生きてるだけで精一杯

    selected entries

    categories

    archives

    recent comment

    links

    profile

    search this site.

    others

    mobile

    qrcode

    powered

    無料ブログ作成サービス JUGEM