クリムト展行ってきました&映画「Diner」観てきました

  • 2019.07.11 Thursday
  • 23:45
そういえばブログに書こうと思っててすっかり忘れてましたが、こないだクリムト展行ってきました。
行ったのもうだいぶ前ですけど……w



「ユディト」「ヌーダ・ヴェリタス」は素晴らしかったし「ベートーヴェン・フリーズ」の原寸大複製はひたすら圧巻で、観れて本当に良かったです……!

しかし展示内に「私生活」って章があってクリムトの女性関係にクローズアップしてたのはやや驚いたものの「まあ、女性関係が派手だったのは有名だし作品にも多大な影響があったみたいだしね……」と気を取り直した……ら、エミーリエ・フレーゲとの個人的な書簡などが展示されちゃっててヒエエエってなりましたw
「クリムトとエミーリエはプラトニックな関係だったと言われていたが、この書簡を読み解くと深い関係にあったことが伺える」とか解説されちゃってて、手紙や手帳には今にも消え入りそうな翼の生えたハートに剣が2本刺さったイラストが描かれてて、いくら外国語で内容は読めなくてもただならぬ関係なのが想像できるわというものが白日の下に晒されていました。

下手に有名人と親しくすると、こうやって時を越え海を越えて無関係の人々にプライベートが明かされてしまうのか……とエミーリエさんに深く同情しました。
いくら1世紀経過してるからって、こんな中二めいたイラストが晒されてしまったクリムトも気の毒でならない。

芸術とはかけ離れたゴシップにショックを受けつつ見学を終えて、テンションあがった状態でお土産見てたら思わずこんなん買ってしまいました。



「ベートーヴェン・フリーズ」の1幕をラベルにデザインしたオーストリアワインと猫を抱いたクリムトを刺繍したハンカチ。
テンションあがりすぎてるのがよく判る、アホなチョイスですね。
でもハンカチ結構可愛くないですかこれ。
猫を抱いたクリムトのソフビ人形を買わなかっただけまだ理性が生きてたことにはちょっとホッとしてます。
ワイン、美味しゅうございました。
オーストリアの白ワインらしく清涼感のある味わいで、今の時期にぴったりでした。


話は変わりまして、映画「Diner」も観てきました!
原作が好きなのと蜷川実花作品を一度観てみたかったのもあって、楽しみにしてました。

実際に観て一番印象に残ったのは、なんと言っても映像の美しさ!
画面の色彩も舞台も衣装も料理も本当に綺麗で、動きも含めてまるで音楽のMVみたいでうっとりでした。
音楽も良かったです。

ストーリーやキャラクターが原作と異なってましたが、個人的には許容範囲でした。
原作ではあまりメッセージ性は強くなかった物語に、しっかりした方向性を作って原作のセリフを効果的に使っていたところは原作ファンとしても好感度高いです。
(人によっては「原作に余計なもの混ぜるな!」と思うかもですけど……)
半ば映画オリジナル化していたマフィアの幹部たちのキャラも、あれはあれで好きです。
原作では炎眉がすごく好きだったのでいないのが残念でしたが、マリアと無礼図がそれを補って余りあるキャラになってて満足w
特にマリアのキレっぷりと無礼図の身のこなしやセリフの美しさが素敵でした……幹部の会食シーンは何度でも観たいくらい好きw

スキンはちょっと優しすぎる感じがイメージとズレてたのが残念……原作でも優しいキャラではあるんだけど、もうちょっとクールなイメージだったんだよなぁ。
あそこまで甘えたような口調のイメージじゃなかった……。
でもビジュアル的にはかなりイメージ通りで良かったです。
個人的にはほっぺたから指出して欲しかったけどw

キッドもいろいろ不自然でしたけどw、原作からして不自然なキャラだから逆に演出としては良かったかもと思います。
でも油断させるために子供に扮してるのにあんな派手なファッションじゃ警戒されるだろw

ブロウに関しては映画版のが好きかも……w
「ワンピースに出てきそう」「カリブで海賊やってそう」とかいろいろ思うキャラデザではありますが(全般的に海賊じゃねえか)、ビジュアルも言動も含めてすごい好きです。
原作だと下っ端ヤクザのイメージだったからなあw

あと店内の装飾に横尾忠則作品が使われていたりディーヴァのボトルデザインが悪趣味すぎて「デフォルトのディーヴァボトルのがかっこいいじゃん……何この邪悪なデザイン……意図は判るけどそれにしても……」と半笑いで見てたら名和晃平がデザインしてたりなどスタッフロール見て鼻から天然水を噴きそうになったりしてましたが、それもまた楽しい驚きでした。


……んで、ここから先、すいません管巻かせてください。
ネガティブな感想を見たくない方はページを閉じちゃってくださいすいません。
あとネタバレもありますんで見たくない方は以下略。



いきなりですけど、ボンべロがなんか……ボンベロというより役者本人にしか見えなくて、最後までボンベロ不在の印象でした。
カイジの時も思ったんですけど、もしかしてあんまり演じ分けとかしないタイプですか……?
ただ、演技力とか観客を惹きつけるパワーはやっぱりすごくて、感情表現もとても自然で物語がスッと入ってくる雰囲気作りがマジですごいなと思いました。
……思いましたが、ボンベロには感じられなかったんだよなぁ残念ながら……。
あと登場シーンでいきなり「俺は〜〜〜〜!」とか叫びだしたのはどういうことなんですかあれ。
ミュージカル嫌いにとっては「あっこれもしかしてミュージカル仕立てなの……?今すぐ帰るべき……?」といきなりものすごい逡巡しましたよ……。
後からパンフ見たら、いくつかパターンを撮った上で一番インパクトのあるものを採用したっぽいですけど、観客が求めてるインパクトとだいぶズレてる気がする。
あ、でも登場からずっと立ち方とかが武士っぽい佇まいだなあと思ってたら衣装とかの演出がまさに武士をイメージしたものだそうで、そういうのをきっちり表現してるとこもすごいなーと思いました。
個人的には、ブタ男役の人にボンベロやってほしかったなぁというキャスティングでした。映画版ギャングースでの加藤がすごく良かったんで、ボンベロもいけそうな気がする。

あとラスト、カナコとボンベロのキスシーンは原作にないけどまあ映画だし仕方ないよね的に許容範囲でしたけど、再会しちゃうのはどうなんだろうあれは。
原作の、強くなったカナコが一人でしっかりと立ちながら、再会の夢にすがるでなくただ予感としてその日を待っているという終わり方がとても爽やかで大好きなんで、その読後感を全否定された気分でちょっと残念でした。
せめて、実際に会っちゃうとこまでやらず「この人影はもしかして……?」くらいの演出にとどめておいてほしかったなー。
なんかこう……カナコが振り返って驚く表情のとこで終わるみたいな。いやもう好みの問題だとは思いますけど。


それとあの、本当に、本当にこれは心苦しいんですけど、アクションシーンの7割は見ながらずっと笑ってましたホントすいません。
だってもう「えっなんで今横に飛んだの……飛ぶ必要あった……?」「いやこれ空中でキリモミする意味が本当に判らない」「何の推進力でカウンターの上を一定のゆっくりなスピードで滑ってるんだ」「花びらが舞う演出の意図は判るけど多用しすぎて面白くなっちゃってる」とかそんな感じでもうね……完全に製作側の意図と別の方向で楽しんじゃってました本当にすいません。
かっこいいシーンももちろんあったんですけども。
マリアがテーブルの上のものを払い落とすシーンとか無礼図がナイフを振るうシーンとか、ボンベロが撤退しながら敵を撃つシーンはまっとうにかっこよかったです。

笑っちゃうと言えば、キャラ初登場時の名前表示のシーンもいかがなものかと思いました……特にスキン……なんであのポーズしたの……?
ほかのキャラは普通の動きの中で一瞬画面を止めて名前を出す感じだったのに、スキンだけ突然かっこつけたポージングするのが特に面白いことになっちゃっててもうね……。

あ、あとマテバ!
なんでオフィーリアにしたの!?
白鯨とリンクさせた意味もなんかあったの!?
ただの悪趣味なギャグなのか何か教養があれば深く納得するシーンなのか今もって悩んでます……。


いろいろとネガティブな感想ですいませんが、あくまで個人の感想ということでお許しください……。

とりあえず、映画をご覧になった方で原作未読の方はぜひ原作をご一読いただけたら……と思います。
映画に比べてストーリーがかなりややこしいことになってますけど、面白くてオススメです〜。


最後になりましたが、web拍手ありがとうございました!
励みになります……!
あと、新刊原稿もがんばってますw

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