コミスタ備忘録:原稿サイズ調整手順

  • 2013.09.05 Thursday
  • 23:48
えーと、先般実施したコミスタでの原稿サイズ調整の手順をまとめました。
……なんか、こんな回りくどいことしなくてももっと簡単にうまいこと調整できそうな気がしてならないのですが、調べた範囲では判らなかったので、自分なりの手順をメモっておこうかと。
今後もっと簡単な手順が発見できたら、その都度メモっていこうと思います。

ちなみに、「とりあえずページを画像データとして出力させて、Photoshopとかで拡大すれば早いのでは」というご意見があるかと思いますが、それだとトーンが漏れなくモアレるので、今回は断念しました。
多少のモアレは仕方ないかなあと諦められるいい加減さを持ち合わせてはいるのですが、印刷所の方にいらん気苦労をかけてしまうなあと思い、とりあえずコミスタ上でなんとか調整してみようかなと、試行錯誤したのが今回の経緯です。

基本的な流れは、

1) 作品全体で印刷所指定の原稿サイズ・用紙ガイドに調整
2) コマごとにコマ枠をラスタライズ
3) ページ全体を塗り足し位置まで拡大
4) コマごとにマスクエリアを調整
5) テキストの位置を調整
6) トーンの柄を調整

という感じです。
細かいところは図で説明してるので、文章での説明は補足というか所感というかそんな感じでご覧ください。

また、5)や6)の作業を楽にするためにも、作業前に一度、印刷しておくことをお勧めします。
完成形が確認できる見本であれば印刷したものでなくてもいいのですが(JPEG画像とかね)、紙に出力しておいた方が書き込みなどで作業チェックがしやすいので、できれば印刷しておくといいと思います。


1)は1回実施するだけですが、2)〜6)の手順は、当然、各ページで行う必要があります。
つまり、例えば、各ページに6コマずつ描いてあるとしたら、[ページ数×6コマ]分の作業が必要になるわけです……。
あ、5)と6)はコマごとどころか、テキストごと&トーンごとに実施する必要があるから、場合によってはとんでもない作業量になる訳ですね……。
テキストやトーンが少なければ楽ですが。


ちなみに、コマのラスタライズはなんで必要かというと、コマ属性のままだと拡大・縮小に対応してくれないからなのです。
今回の場合、ページ全体を一律に拡大したいので、コマのサイズも同じ比率で全部拡大されてくれないと困るのですよね。
ラスタライズしない場合は、全レイヤーを選択して拡大させても、コマだけは元のサイズにとどまってしまうんです……。
本当は、コマも含めて一気にサイズ調整する方法がありそうな気がしてならないんですが、調べた範囲では判らず、今回はラスタライズさせて対応することにしました。無念。
そしてラスタライズ忘れが1コマでもあると悲しい状態になるので、拡大処理前には、コマのラスタライズがきちんと全部終わっていることを慎重に確認することをお勧めします……。


基本的にすべてのレイヤーを選択して一気に拡大します。ここで選択し忘れたレイヤーがあると、拡大処理をやり直ししなきゃいかんので要注意。
例外として、テキストは拡大・縮小の影響を受けないため、テキストレイヤーは含めなくてOKです。というか含めない方が処理が軽くなるんではないかなと。
とにかく、拡大処理時のマシンへの負担がハンパなくて、なっかなかレンダリングが終わらなくてハラハラしました。
……というのをページごとにやっていたため、ページ調整作業が完了する頃には心身ともにくたびれきってしまいました。とりあえず、マシンがなんとか処理に耐えてくれて本当に助かりました。いい子だ!ありがとうマイPC!


んで、永遠に続くかと思われた拡大処理が終了した後は、やはり拡大に対応してくれないコマのマスクにより無残なページに変化していますが、ここで焦ってCtrl+Zすると本当に悲しいことになるので(単に拡大処理をまた時間かけてやり直さなきゃいけないというだけですが)心の準備が必要です。
大事なことなので繰り返しますが、拡大処理後は無残なページになってますが無問題です。無残なページになるのは必然なのです。手作業でマスクを調整してあげればいいだけなのです。


ちなみに私の原稿の場合、枠線が見えないように調整するコマが多いため、手作業でのマスク調整が「二度手間かよ!」みたいな気分になることが多くて悲しかったです。
せっかくマスク調整してたのになあトホホ、みたいな。


んで、テキストの位置も拡大処理の影響を受けないため、手作業でひとつひとつ調整してあげる必要があります。
この時、正しく配置し直すためには、見本と見比べながら作業すると楽です。「あれ?ここ、なんてセリフ入ってたっけ」とかなる場合もあるので……自分で描いた話なのにな!かわいそう私(の頭)!


そして最後にトーンの柄を調整しますが、トーンの柄もまた(通常では)拡大していないため、グラデーションや模様が画像と合わなくなってしまっていることと思われます。
手間ですが、これもまたひとつずつ手作業で修正してあげる必要があります……。
トーンレイヤーに関しては、拡大・縮小ツールの処理内容が複数あるんですが(レイヤーそのもの・柄の位置・柄の角度)、処理内容はひとつしか選べないため、今回のようなケースで「切りぬいたトーンの形はそのままに柄も一緒に拡大させる」みたいなことはできないんですね。この辺、一気にできるとありがたいかなと一瞬思ったんですが、例えば普通のアミトーンが勝手に粒子が大きく拡大されてしまっても困るので、今の仕様はすごく理にかなってるんだなあと思う次第。
ホントよくできてます、コミスタ様……。


そして、調整漏れがないかを見本と再度見比べて、問題なければ完了です。
線などはどうしても多少粗くなってしまいますが、それでもかなり綺麗に拡大してくれるなあというのが正直な感想でした。
ただ、私のような粗雑な絵ではあまり気にならないというだけで、繊細なタッチの絵の場合は、ガッカリしてしまうことになるかもしれませんね……。


一番いいのは、原稿サイズを正しく把握して描くことですね!しってる!薄々そうじゃないかと思ってた!

とりあえず、今回の作業メモは以上です。
もっといい方法があれば(ぜひあってほしい……というか、もう二度とこんな作業しないようにしたい)、またメモりますです。

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  • 2020.09.11 Friday
  • 23:48
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    コメント
    遅ればせながら、ギャンハイ2お疲れ様でした!
    念願のマンダラさんの作品は自宅にてありがたく鑑賞させていただきました!いやもう原作に勝るとも劣らない完成度の高いギャグに脱帽です・・・・・!
    ギャンハイ1で数冊作品を逃したのが非常に悔やまれます・・・・!

    そして原稿サイズの調整ってこのようになさるんですね、全然知らなかってので勉強になりました。あと個人的にはマンダラさんの絵柄は十分丁寧だと思いますよ?

    • あおば
    • 2013/09/07 10:01 PM
    > あおばさま
    こちらこそ、ギャンハイ2ではありがとうございました!
    わざわざご挨拶いただきまして、とても嬉しかったです。
    というか挙動不審ですみませんでした……orz

    本もご覧いただいて、ありがとうございます。
    楽しんでいただけましたら幸いです。
    もうホント、笑っていただけることが励みになります…!

    原稿サイズの調整は、私の今回のやり方が正しいのかどうかが判らないのです……。
    なんかものすごく回りくどいやり方になってしまってる気がして仕方なくて。
    この辺、逆に「もっといいやり方あるのになー」というツッコミ待ちだったりします……。

    あああ!絵を丁寧とほめていただいて恐縮です。
    がんばって一生懸命丁寧に描く努力はしているのですが、本として印刷されて見るとどうしても「うわあ私ホントにペン荒れてるなあ!」と思うことばかりで(もちろんそれ以外にも難点は山ほどありますが)、なんかもう丁寧と言っていただけると嬉しいというか恐縮です。ありがとうございます。

    今後とも精進して参りますので、温かく見守っていただければ幸いです……。
    • マンダラ
    • 2013/09/08 10:49 PM
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